ドイツ語日記翻訳【35】
一方、後天的な才能は、何かを「好き」かどうかという気持ちに基づく才能です。例えば、サッカーが好きだからサッカー選手になる、絵を描くのが好きだから画家になる、といったように、何かを目指す上で必要不可欠な才能です。
Erworbenes Talent hingegen basiert darauf, ob man etwas „mag“ oder nicht. Zum Beispiel könnte man Fußballspieler werden, weil man Fußball mag, oder Maler, weil man gerne zeichnet. Dies sind Talente, die für das Verfolgen eines Ziels unerlässlich sind.
Erworbenes Talent hingegen basiert darauf, ob man etwas „mag“ oder nicht.
【Erworbenes Talent(エアヴォルベネス)】
「獲得された才能」という意味です。「erworbenes」は「獲得された」、「Talent」は「才能」を意味します。
【hingegen】
「一方で」という意味の接続詞です。対比を示すために使われます。
【basiert darauf】
「それに基づいている」という意味です。「basiert」は「基づいている」、「darauf」は「それに」を意味します。
【ob man etwas „mag“ oder nicht】
「人が何かを好きかどうか」という意味です。「ob」は「~かどうか」、「man」は「人」、「etwas」は「何か」、「mag」は「好き」、「oder」は「または」、「nicht」は「~でない」を意味します。
この文全体の意味は、「一方で、獲得された才能は人が何かを好きかどうかに基づいている」ということです。
darauf
「darauf」の「dar」は、代名詞的副詞(Pronominaladverb)と呼ばれるものの一部です。これは、前置詞と代名詞が組み合わさった形で、具体的には「da(r)+ 前置詞」の形を取ります。
「dar」は「das」や「es」(それ・これ・あれ等)を表しており、物に対して使われます。例えば、「Ich warte auf den Zug.」(私は電車を待っています)を「Ich warte darauf.」(私はそれを待っています)と表現することができます2。
文の構造
【主語 (Subjekt)】
Erworbenes Talent (獲得された才能)
【動詞 (Verb)】
basiert (基づいている)
【目的語 (Objekt)】
darauf (それに)
【文全体の構造】Erworbenes Talent (主語) basiert (動詞) darauf (目的語), ob man etwas „mag“ oder nicht (従属節).
従属節「ob man etwas „mag“ oder nicht」は、「人が何かを好きかどうか」という意味で、文全体の中で「darauf」にかかっています。
Zum Beispiel könnte man Fußballspieler werden, weil man Fußball mag, oder Maler, weil man gerne zeichnet.
【Zum(zu+dem) Beispiel】
これは「例えば」という意味です。例を挙げるときに使います。
【könnte man:】
これは「人は~できる」という意味です。könnteはkönnen(できる)の接続法過去形で、仮定や可能性を示します。
【Fußballspieler werden:】
これは「サッカー選手になる」という意味です。Fußballspielerは「サッカー選手」、werdenは「なる」という意味です。
【weil(ヴァイル) man Fußball mag:】
これは「なぜならサッカーが好きだから」という意味です。weilは「なぜなら」、manは「人」、Fußballは「サッカー」、magは「好き」という意味です。
【oder Maler:】
これは「または画家」という意味です。oderは「または」、Malerは「画家」という意味です。
【weil man gerne zeichnet:】
これは「なぜなら絵を描くのが好きだから」という意味です。weilは「なぜなら」、manは「人」、gerneは「喜んで」や「好んで」、zeichnetは「描く」という意味です。
【まとめ】
この文は「例えば、人はサッカーが好きだからサッカー選手になることもできるし、絵を描くのが好きだから画家になることもできる」という意味になります。
weとba
近い音のような気がしたので確認
ドイツ語の「we」と「ba」は、実際には異なる発音を持っています。
「we」: ドイツ語の「w」は、日本語の「ヴ」に近い音で、唇を軽く合わせて発音します。例えば、「Wasser(ヴァッサー)」のように発音します。
「ba」: ドイツ語の「b」は、日本語の「バ行」と同じ音で、唇をしっかりと合わせて破裂させるように発音します。例えば、「Brot(ブロート)」のように発音します。
Dies sind Talente, die für das Verfolgen eines Ziels unerlässlich sind.
【Dies sind Talente:】
これは「これらは才能です」という意味です。Diesは「これら」、sindは「~です」、Talenteは「才能」という意味です。
【die für das Verfolgen eines Ziels:】
これは「目標を追求するための」という意味です。dieは関係代名詞で「~の」、fürは「~のために」、das Verfolgenは「追求」、eines Zielsは「目標の」という意味です。
【unerlässlich sind:】
これは「不可欠である」という意味です。unerlässlichは「不可欠な」、sindは「~である」という意味です。
【まとめ】
この文は「これらは目標を追求するために不可欠な才能です」という意味になります。
eines Ziels
「eines Ziels」の「s」は、複数形ではなく、所有格(属格)の形です。ドイツ語では、名詞が所有格になると、特定の語尾変化が起こります。
「Ziel」(目標)は中性名詞で、単数形の所有格は「Ziels」となります。
所有格の形は、名詞の性別や格によって異なりますが、中性名詞や男性名詞の単数形所有格では、語尾に「s」や「es」が付くことが一般的です。
このため、「eines Ziels」は「ある目標の」という意味になります。
unerlässlichの発音
ドイツ語の「unerlässlich」の発音は、カタカナで「ウネルレッスリヒ」と表記できます。