4時間睡眠
4時間睡眠を試した時に感じたことの書き出し。
しようと思った理由
スノボに行くことになって早寝早起きが必要だったんだけど、いつも遅寝遅起きで生活リズムが異なるため熟睡ができず、2時間置きに目が覚めてしまった。
そして、ふと「6時間睡眠はしたことがあるけど、4時間睡眠ってしたことがないなぁー」と思い試して見ることにした。
4時間睡眠の流れ
夜中の22時に就寝、午前0時に一度起きて二度寝、午前2時に再度目が覚める。以降、18時間後の20時まで起き続けた。
4時間睡眠の成果
結果としては、起きてから12時間(2:00~14:00)は通常時と比べて特に違和感を感じることはなかった。
欠伸の回数は時間が経つに連れて増えていったが、脳の働きに関してはパソコン作業ではなくスノボをしていたのもあるからか通常時と変わった感覚は感じられなかった。
疲労感も特に変わらずで、違いとして認識できたのは眠気くらいだった。
通常時と差がない理由
4時間睡眠と通常時の睡眠で差が無いように感じた理由としては、「起きた」か「起こされた」かの違いは大きくあるように思う。
というのも、普段はアラームが鳴って「起こされる」わけなんだけど、4時間睡眠時はアラームではなく自分の中の体内時計で「起きた」し、それはレム睡眠とノンレム睡眠のサイクルがちょうど終わったタイミングでキリが良かった。
そして、この「キリが良かった」が重要で、仕事や勉強でもキリが良いと気持ちよく帰れる。逆に、キリが悪いと気持ちよく帰れない。なぜなら、それが頭の片隅にあるような感じがして気持ち悪いから。
けど、今回は自分で「起きた」し「キリが良かった」から4時間しか睡眠が取れなくても頭の中から綺麗さっぱり忘れられた。これが結構大きいんじゃないかって考えている。
もし、4時間でアラームによって「起こされた」のだと、その後の1日中「4時間しか寝れなかった」というのが頭の片隅に常にあり、疲れを感じやすかったり、頭が回らないなどの言い訳に使うようなことが起きてたんじゃないかって思う。
なんというか、キリが悪いとそれ自体を頭の片隅に置いて気にし続けてしまう、脳のリソースが圧迫され、常時デバフがかかっているようなことが起きるんじゃないかと思う。
だから、自分の体内時計で「起きた」今回の場合は、4時間でも十分通常時と変わらず行動ができたんじゃないかと推測している。
4時間睡眠でも十分
少し話は逸れるが、僕の母が「若い頃は毎日4時間くらいの睡眠で遊んでた」みたいなことを言ってたんだよね。僕的には「そんな訳ないやろ」って思ってたんだけど、今回書いたような自分で「起きた」かつ「キリが良い」ようなスッキリとした気持ち良さがあったか、睡眠時間が少ないことを忘れるくらい目の前の何かに熱中できたからそういう生活が出来たんじゃないかって思った。
そう考えると、そういう状態がキープできるのであれば、4時間睡眠でも十分なんじゃないかと思う。それは、ショートスリーパーのような人もいるわけなので、誰にでもできる可能性があるのだと思う。
では、なぜ世間一般では8時間前後の睡眠が一般的なのか?それは、脳ではなく体の方に問題があるんじゃないかって思う。
人間は重力に逆らい続けることができない
なぜ、8時間前後の睡眠が必要かを考えると、人間は20時間もの間、重力に逆らい続けることができない。自分自身の体を支え続けられるのは12時~16時間が限界。だから、一日の3分の1である8時間前後の睡眠が必要だと考えると合理的な気がする。
だとすると、8時間睡眠の内訳としては、4時間が「脳+体のための睡眠」で、残りの4時間は「体のための睡眠」。なので、最低限4時間前後の睡眠と頭の片隅からそれを忘れることができれば4時間睡眠でも8時間睡眠と同じような1日を過ごすことができるんだと思う。
とはいえ、肉体の疲労は溜まり続けるわけで、週末のような疲労感を常時感じる状態になり、あまりよくはないんだろうね。
2時間睡眠について
4時間睡眠で起きる前に、2時間目で一度起きたのだが、2時間睡眠は流石に難しいという印象を受けた。
というのも、22時に就寝して0時に「起きた」のだが、その時に体が熱を発していて熱くなっていた。その日は週一の筋トレをしており、筋肉の修復をしていたから熱くなっていたのだと思う。また、2時間だと睡魔もそこそこあり、2時間で「起きた」としても2時間で残りの時間を起き続けるのは流石に無理という印象だった。
そして、その2時間後、4時間目で起きた時には既に体の熱は無く、睡魔もほぼなくなっていたから4時間で「起きた」なら通常通りに作業は可能だという事なんだと思う。
終わりに
人間が8時間前後の睡眠が必要な理由は、重力が一番大きいように思う。
というのも、ショートスリーパーと呼ばれる人ですら、毎日4時間睡眠ができるわけではなく、どこかで長時間睡眠が必要なようなことを言ってた。それは、肉体が重力に逆らい続けると疲労が溜まり、いくらショートスリーパーでも肉体の疲労は一般の人と変わらないくらいの疲労回復度ということなんだと思う。
それに、野球選手で中1,2日で投げるようなピッチャーはいないし、1流と呼ばれる選手の多くはロングスリーパーと言う話を耳にするから、疲労回復度は長く寝た方が良いのだと思う。
そして、週明けから週末にかけて疲労が溜まり、脳の働きが落ちていく感覚を感じる点から、肉体の疲労が脳に対して影響を与える面はあるんだと思う(睡眠が浅くなるとか)。なので、4時間睡眠で活動は可能だが、徐々に頭の稼働率は下がっていくわけで、結局のところ長時間睡眠のような肉体の疲労を取り除くような作業は必須なんだろうね。
あくまでも、4時間睡眠は肉体の疲労を考慮しなければできるもので、それを考慮するのであれば8時間前後の睡眠が最も効率が良いんだと思った。