日記

7.5話と8.5話反省会

7.5話と8.5話を描いて色々と感じたのと反省点の書き出し。

下描き

まず、下描きに関しては描いてて楽だなぁって感覚があった。

というのも、7.5話と8.5話は合わせて4ページなのと、それぞれが「おまけ」で特定のシーンを切り抜いたものだから前後の流れを気にしなくていいって面が楽だって感じた。

なんというか絵だけに集中をすればいいって感じ?そういう意味で楽だった。

それと比べて8話を描いている時は色々と気にすることが多くてしんどかった。

リアリティを感じた

今回、ページ数も少ないってことで絵に集中できたのでキャラクターの等身とかを意識して描いてみた。

今まではページ数も多く「とりあえずそれっぽければいい」って感じで描いてたんだけど、等身とかを意識して描いてみたら「なんか漫画にリアリティが出たなぁ」って感じた。

なんか「漫画っぽい」って感じたんだよね。

なんでそう感じたかを考えて見ると、合理性があるからなのかなぁって思う。

上にも描いたけど前回までって「それっぽければいい」って感じで等身とか無視して合理性が無かったけど、今回は等身をしっかり意識して描いたことで合理性を感じることができ、漫画(コマ内)にリアリティを感じることができたからそう感じたのかなぁって思う。

またリアリティでいうと、キャラクターのポージングもリアリティを出す上で重要なのかなぁって感じた。

というのも、8.5話の最後のコマの先生のポージングはS字カーブを描いているんだけど、普段描く棒立ちと比べるとキャラクターが生きている?というような印象を受けて、リアリティがあるなぁって思った。

これも合理性を感じたからなんだと思う。

まぁ、あくまでも個人的な視点の合理性であって、読み手には伝わらない部分なんだと思う。ただ、こういう積み重ねが重要なのかなぁとは思った。

ペン入れ(清書)

ペン入れについては相変わらず時間がかかっている点が気になっている。

というのも、平日1日3時間(実際に使えるのは2時間)を漫画に使ったけど、2ページやるのに1週間、4ページを上げるのに2週間かかった。

それは色々と試していたり、単純にあまり好きな作業ではないから時間がかかるのも理解はできるが、それでも時間がかかり過ぎなんだよなぁ…

特に時間がかかっているのは背景がある(描きこむ量が多いい)コマとか。
描き込みが増えると工数が増える訳なので仕方がないのかなぁとは思うが、youtubeを流しながら作業をしていたりして、それが時間がかかる要因になっているような気もするので、これは別の日記で書き出そうと思う。

線、太くね?

ペン入れをしていて特に「線が太いんじゃないか?」って気になった。

というのも、clipstudioでみんなが使っているペンの太さを調べると以下みたいなんだよね。

・細め:1〜3pxくらい
・中間:4〜8pxくらい
・太め:9〜12pxくらい

僕はキャラクターを10px~12pxで、背景を8pxで描いていて、それと比べると明らかに太いんだわ。

なので、もっと細くした方がいいみたい。(これでも細くしたんだけどなぁ…)

線が太いことの問題点

下描きに関しては少しづつ良くなっていることが目に見えるのだが、清書に関してはあまり改善が見られないような気がしていて、なんというか僕の漫画って素人臭さが中々抜けない気がするんだよね。

で、その原因が線の太さなんじゃないかって考えている。というのも、線が太いって文章で言う所の「太字」なんだよね。太字って特定の文字を強調するために使うもので、全ての文字が太字だとその文章は読みづらい印象を受ける。(文字が潰れて認識しづらいため)

僕の漫画ってのは、全ての文字が太字で書かれている文章のようなモノ。って考えると読みづらいのは当然なんだと思う。そして、その太字を多用しているのは字(絵)が下手だからで、細字にすると文字のバランスや手先の不器用さ(線の汚さ)など細かい粗がばれてしまい字(絵)が下手なことがばれる。それが嫌だから太字でごまかしているのかなぁって思う。

これが、僕が太字にこだわっている理由と素人臭さの原因なんじゃないかな。

なので、次の9話は細字で描くように気を付けて見ようと思う。

主要キャラクターとそれ以外

僕は変なこだわりとして、線をダブらせて輪郭の境界線をぼかすみたいなことをするんだけど、今回の7.5話と8.5話ではしなかった。と言うかする必要性が感じられなかった。

と言うのも、輪郭の境界線をぼかす理由は単純に線が汚いことをぼかす意味と、キャラクターを目立たせる意図があるんだと思うんだけど、今回の話はおまけで主要キャラクター以外がメイン。

目立たせたい主要キャラクターがいないことが原因だったんだと思う。
だから、こだわりを発動する必要性が感じられなかったのかなぁって思う。

また、このこだわりは全てが太字で書かれているため強調表現で「太字」が使えない。だから、ぼかして強調をしているという話なんだと思う。

なので、細字で描くようにしたら無くなる可能性があるこだわりなのかなぁって思った。

キャラクター単体と背景込みの違い

ペン入れをしていて、キャラクター単体のコマと背景込みのコマだと描いている時に何か違う感覚があった。

当然なんだけど、キャラクター単体のコマの方が描きやすい。けど、背景込みのコマだとキャラクターと背景の位置関係が気になり、集中力が割かれて目の前に集中できない感覚があった。

これは、設計の甘さが招いているのかなぁって感じる。

というのも、キャラクター単体であればキャラクター単体の構造を意識すればいいけど、背景込みのキャラクターだと、背景に合わせた位置にキャラクターを配置しないといけない。なので「キャラクター+背景」の設計を考えるべきなのだが、そこが甘いため合理性に欠け、キャラクターと背景のどちらにも集中できないという現象が起きているんだと思う。

なんというか、僕は足元をしっかり固めてからじゃないと次に進みづらいのかなぁって思う。

やった方がいい事

ペン入れで個人的にやった方が良いと感じた事としては、陰影をつけた方がいいのかなぁって思った。

これは、上に書いたリアリティの問題で、光源(太陽)がどっちの方向から出ているかで線の太さを多少変えるって話。あくまでも主観的な漫画のリアリティを上げるためにやった方がいいのかなぁって思う。

あとは、キャラクターの構造を少し考えた方がいいのかなぁって思う。

というのも、主要キャラクターの雰囲気は結構しっくりくるんだけど、どこか素人っぽさが抜けないんだよね。一番気になっているのは「余裕がないなぁ…」って点。それは、キャラクターの顔に余白が少なく顔のパーツがぎゅうぎゅう詰めになってそう感じている。

この辺はバランスとか構造をしっかり作ることで対応が可能な気がするので、プロの絵とかと見比べて試行錯誤をしたいと思う。

終わりに:ページ数が少ないと気分が楽

7.5話と8.5話を描いてて思ったが気持ち的には「楽だなぁー」って感じた。

というのも、それぞれ2pしかなくネーム作業もすんなりいったし、下描きもあまり悩むことが無かったから。

8話を描いている時は、10p近くあったので1,2p終わっても「まだ8,9ページもある」みたいな感覚で描き続けてたが、7.5話と8.5話は1p終わったら「あと1p」って感覚で気持ちが凄い楽なのと「2pだけだから」ということで修正がし易い感覚があった。

あとは、少ないページの方がショックが少ないって面があるのかなぁって思った。

というのも、漫画は思っていた以上に労力がかかる作業で、頑張って30ページ描き上げて「面白くない」って言われるとやっぱりショックが大きい。けど、3ページの漫画で「面白くない」って言われても30ページほどの労力はかかっていないわけだからそれほどショックではない。そういう感覚。

ただ、気楽なんだけど少ないページの漫画を描くことのメリットはあまりないのかなぁって思った。(漫画家を目指しているわけではないため)

というのも、漫画って数十ページで1つの話を構築していて、1話ごとにオチがあって、そのオチを作る能力は数ページ描くだけではつかない気がするんだよね。

だから、絵の練習としては良いと思うんだけど、漫画の練習としてはあまりメリットが無いのかなぁって話。

ちょうど、9話も「9話①」「9話②」みたいに分割しようとしていた僕を説得する意味で書いてみた。

Leave a Comment

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。

CAPTCHA