面接授業
放送大学の面接授業受けてみたので書き出し。
放送大学とは
まず、放送大学を軽く説明。通信制の4年生大学で、日本で最も安く、基本的に通学は不要のオンラインで完結する大学。また、各都道府県に学習センターというのがあり、自習で使ったり面接授業という対面授業を受けたりすることができる。
そこの学生しているんだけど、今回は「一度くらい面接授業を受けて見るか」ということで、最寄りの学習センターで面接授業を受けてみた。
面接授業のスケジュール
僕の受けた面接授業は土日の2日間で以下のようなスケジュール。2日目の4限で試験があった。
- 09:50-11:20(1限)
- 11:35-13:05(2限)
- 14:05-15:35(3限)
- 15:50-17:20(4限)
働いている人でも受けられるように土日開催が多いいみたい。
面接授業:1日目
1日目、遅刻した。学習センターが僕の家からだと遠く、前日に近くに住んでいる弟の家に泊めてもらい余裕をぶっこいてたら数分遅刻した。
学習センターに到着したらまずは教務課という受付に行って、放送大学の面接授業を受けに来たという旨を伝えたら、受付の近くにあるホワイトボードに案内させられて、貼ってある紙に授業ごとの教室の案内が書いてあった。どうにも、受付を通さずに直接教室に行って良かったみたい。
で、教室に着いて入室したら既に点呼が終わっていたみたいで、先生に名前を確認されてその後直ぐに授業が始まった。僕が受けた授業は英語の授業だったからか、事前に送付されていた教科書の読み合わせをするためのペアを組むように指示があり、遅刻してボッチだったから余った人とペアを組んだ。
その後は、教科書を中心にDVDを見たり、ペアの人と読み合わせをしたり、先生が雑学を披露したりって感じで進んだ。
1日目:ハイスペックジジババ
それで驚いたことがあった。放送大学って生涯学習を謳っているから、老人多いいんよ。で、案の定ジジババ多かったんだけどさ、想像以上にハイスペックなジジババだった。というのも、授業中にペアで体の部位のパーツを言い当ててみようって感じの練習問題があったんだけど、組んだババが主要な体のパーツを全部言い当てて驚いた。で、「なんでそんなに単語知っているの?」って聞いたら「勉強しているから」って言ってた。
それを聞いて、放送大学にいるジジババはその辺にいるジジババじゃなくて、勉強のできるハイスペックなジジババなんだって気づいた。また、周りのジジババも勉強意欲が凄くて、授業中にもガンガン質問をするし、まるで優秀な学生が集まる特進クラスにいるような錯覚を受けて驚いた。
授業を受ける前と後では凄い印象が変わったんだけど、1つだけ想像通りだったこともあった。それは頭の固さ。というのも「これが正しいだ!正解は1つしかないんだ!」って感じの頑固さを発揮するのは、想像通りのジジババだった。
1日目:終わり
そんな感じで1日目は終わったんだけどさ、全体的に面白かったと思う。対面授業を受けるというのが職業訓練以来というのもあったけど、そんなに身構えること無く受けられたし、何より飽きることが無かった。というか、飽きて眠くなりそうなタイミングで読み合わせとかを入れて、生徒同士話をさせることで眠気を飛ばしたり、余った時間で雑談とかできたので、飽きるとか眠くなるってことは無かった。たぶん、ジジババが多いいからそういう構成にしてたんだと思う。だからか、疲れを感じるってのも特に無かった。
気になった点をあげるのであれば、後半は先生も疲れているのか与太話が増えて独演会みたいな状態になってたのは気になった。
面接授業:2日目
2日目、前日遅刻したので余裕を持って弟の家を出たから遅刻はしなかった。ただ、そのせいで1つ問題が起きた。それは、どこに座るか問題。というのも、僕が受けた授業って20人くらいのクラスだったんだけど、席数自体はその倍近くあって、横長の席(3人席)を1人が1つ使うって感じで座ってたんだよね。
少し話は戻って、1日目。僕だけが遅刻したこともあって、罰じゃないけどペアの人が座っている席に移動させられて、3人席を2人で使うような感じになったんだよね。しかも、そのペアの人が(僕よりは年上だけど)女性で一番若くて綺麗な人だったんよ(ババではない)。
で、僕が教室に入った段階で既に半数の人が昨日と同じ場所に着席していたけど、昨日座ってた席は案の定空いている状態で、もし僕が昨日と同じ席に座ると「あ、こいつ狙ってんな」って周りに思われるし、かと言って何も言わずに別の席にするのも「避けてる?」ってその女性に思われそうで「どうしよう」って感じの問題が発生した。
しかし、1人のババが昨日とは違う席に座ってて、座席順に歪みが出来、良い感じで空白の座席が出来た。なので、好機と捉えそこに座った。けど、その女性と距離がある座席で座った瞬間「あ、これ避けているって思われるかも」って感じで罪悪感感じた。
その罪悪感を感じつつ授業は始まったんだけど、休み時間に昼飯を買いに行ったらたまたま会えて、そこで話をしたら良い感じの雰囲気だったので「これは大丈夫だわ」と感じ、罪悪感無くなった。なんというか、2日あると2日目どういう対応すればいいのかわからなくてちょいキツイって思ったわ。
授業自体は、基本的に1日目と同じ形で進んで、最後に試験があるくらいの違いしかなかったので割愛。
2日目:試験
試験は、基本的に授業中に先生が言った雑学や教材から出題された。ただ、何を見ても良いって感じで、スマホでググりながら受けることができたので、基本的に落ちるって事は無さそうだった。あと、先生も出席していれば単位をあげるみたいなことを1日目に言ってて、試験はおまけ程度の感じだった。(だから、簡単だった)
で、試験を提出した人から帰って良いって感じだったが、他の教室は普通に授業をしていたから先生によって違うかもしれない。
2日目:帰り
2日の面接授業を受けるために、弟の家に2日泊めてもらったんだけどさ。慣れない環境ということもあって睡眠が浅くて疲労が溜まったんだよね。だから、2日目の朝に「授業が終わったら、グリーン車や新幹線で帰る」って決めてたんだけど、授業が終わる頃には体が軽くなってて普通車で帰れた(つか、グリーン車凄い混んでてビビった)。なので、授業自体は疲れるどころか体調が回復する程度には楽だったんだと思う。ただ、楽とは言え10時~17時の間拘束されるので平日働いている社会人は結構キツイかもって感じた。
感想
今回、面接授業を受けてみて思ったんだけど、若い人もチラホラいるなぁって思った。僕の受けた授業では僕が一番若かったと思うんだけど、休憩中に教室外に出ると若い人も居たんだよね。体感的には1割くらいは若い人って感じ。なので、出会いを求めて面接授業を受けるというのはワンチャンアリなのかなぁって思った。
あと、コミュ障は結構キツイんじゃないかって思った。というのも、授業中のペアの人との読み合わせってすぐに終わって、終了を告げる先生もハイスペックジジババからの質問を受けてたりするから世間話ができる程度の時間があるんだよね。なので、世間話をして間を埋めないと気まずい感じの空気になるから、コミュ障だと結構キツイのかなぁって感じた。
終わりに
初めて面接授業を受けたけど、そんな感じで結構面白かったし、なんか色々と気づきがあったわ。特に、みんなの前で読み合わせをするみたいな羞恥プレイがあったんだけどさ、ジジババばかりだから「緊張してもしょうがないか」って感じで特に緊張をすることが無かったし、もう二度と会わないだろうからコミュニケーションを積極的に取れる僕が居たのは驚いた。これが同世代ばかりの授業だったら「失敗しないよう」緊張したり、1年間共にするクラスメイトとかだと積極的にコミュニケーションとか取れないんだろうなぁって感じ、それは失敗をすることで「集団の中で悪目立ちをする」のが嫌なんだって気づかされたのは面白かった。
普段はコワーキングスペースとかに引きこもっているけど、たまにはこういう慣れないことをしてみると新しい発見とかがあって、面白いなぁって思った。ただ、その新しい発見が多すぎて言語化しきれず困っている。僕は極力人と接しないように行動をしていたりするんだけど、こういう状況(新しい発見)を避ける面もあるのかなぁって思った。なので、今年いっぱいは引き籠ろうと思った。