やる気を削ぐ機能
週末になったりするとメンタル疲労が溜り、体は元気なのに行動をするのが億劫になったりするんだけど、なんで億劫になるのかって考えたことがないなぁーって気になった。
やる気を削ぐ機能
メンタル疲労は溜まると何か行動することが億劫になったり、悪化すると鬱病のような精神病になるって認識なんだけど、この機能って生きる上で必要なんかね?
というのも、これって言い換えると「やる気を削ぐ機能」なわけで、人間が生きる上でやる気を削ぐ必要があるとは思えないから。人間は集団行動をする生き物で、周りにやる気のない人間がいて気分がどうか?って考えると良く思う人は少ないと思う。
だから、なんのためにある機能なのか?って気になった。
体を守る機能?
なぜ「やる気を削ぐ機能」があるのか?って考えると、体が壊れることを防ぐためなのかなぁって思った。
というのも、昔は肉体労働が多かったわけで体が壊れるのを防ぐセーフティ機能として「やる気を削ぐ機能」があるって考えると一理ある。壊れそうになったらやる気を削いで休むようにするみたいな感じ。
けど、現代はデスクワークが多いいし、肉体労働でも機械化が進んでいるわけで体が壊れるようなことはほぼない。だから、セーフティ機能としての役割が無くなり「やる気を削ぐ機能」だけが残ってしまい、少しの疲労に反応して誤作動しているみたいな可能性はあるのかなぁって思った。
とはいえ、現代人で腰を壊す人多いいんだよね。「やる気を削ぐ機能」が働いてるなら「腰壊しそう、もぅマヂ無理…」ってやる気を削ぐはずなのに働き続けて腰壊す。機能してないんだよなぁ。それに、現代人でも仕事休めないんだから昔なんてもっと休めず体壊す人が多かったと思う。
だとすると、体を守るために「やる気を削ぐ機能がある」って感じでも無さそう。
バグ
結論、「やる気を削ぐ機能」はバグなんだと思う。
というのも、人間の本能には「楽をする」というエネルギーセーブ機能が備わっていて、普段は理性で「こうした方が良い」って行動を取るけど、メンタル疲労が溜まり理性が弱まり「楽をする」本能が優位になることで「やる気を削ぐ」というバグが発生しているんじゃないかって思った。
だとすると説明がつく。
理性では「こうしたい」って考えるけど、本能は「楽をしたい」って考え、本能が優位なんだから「こうしたいけど、楽をしたいからしない」とやる気を削いでくる。
これが「やる気を削ぐ機能」の正体なのかなぁって思う。
現代のバグ
そして、この「やる気を削ぐ機能」ってのは現代で起きやすいバグなのかなぁって思った。
というのも、今って親が養ってくれたり生活保護のような「楽ができる」環境があるんだよね。人間は本能的に楽をしようとするわけで、「楽ができるならそりゃするでしょう」って本能が容易に理性を上回る。そして、「やる気を削ぐ機能」バグが発生する。
昔もこのバグは存在してたけど、「楽ができる」環境がほとんどなかった。だから、「楽をしたいけど、働かないと…」って常に理性が優位で「やる気を削ぐ機能」が働くことはほとんど無かったんだと思う。
だから「やる気を削ぐ機能」はみんながみんな「楽ができる」環境が整った現代のバグなんじゃないかなぁって思った。
対処方法
「やる気を削ぐ機能」というバグが起きた時の対処方法としては、まずは休むしか無いのかなぁって思う。
メンタル疲労(理性のMPが0に近い状態)で行動を起こせない状態だから、MPを回復させるために疲労発生源から離れリラックスし回復させる必要があるんだと思う。
で、問題は回復した後。回復したらすぐに理性(MP)を使って「こうした方がよい」行動を取らないと本能にやられる。人間は本能的に「楽をしようとする」わけで、そっちに流されれば流されるほど戻れなくなる。
しかも、筋肉と同じで使わなければ理性はどんどん衰え「こうした方がよい」という行動が取れなくなる。それこそ引きこもりやニートのような負のスパイラルに陥って抜け出せなくなってしまうんだと思う。
だから、さっさと回復したら復帰すべきなんだけど、本能は「楽をしたい」から回復しているのに「まだだ!」って粘ったり、メンタル疲労は数値化できないから回復しているかどうか判断がつきにくい。この辺が長期化する理由なのかなぁって思う。
だとすると「頑張る理由」が必要なのかなぁって思う。
例えば、「家族のため」って頑張る理由がある人って回復したらすぐに行動する。だって、家族を養うために働くしかないし。楽できないし。貯金減るし、不安だし。そういう「頑張る理由」があると理性を使って考えて行動するので比較的抜け出しやすいのかなぁって思う。
実際、僕もメンタルがやられて2連休取ったことがあったけど「(休んでいる)時間が勿体ない」ってすぐに復帰した。それも「頑張る理由」があったから。
なので、「頑張る理由」というか目的を持って日々を生きることが「やる気を削ぐ機能」というバグに対処する方法なのかなぁって思う。
精神病
僕はうつ病みたいな精神病になったことは無いんだけど、精神病も「やる気を削ぐ機能」バグが関係しているんじゃないかって思う。ただ、友達がうつ病でさ。話すことがちょっと支離滅裂になってたりして、思っている以上に深刻そうなんだよね。
それを見るに、ガチの精神病って「やる気を削ぐ機能」にプラスαでストレスによる脳や体の不具合が起きているのかなぁって思った。
それに、ボーっとその場から動かずに虚空を見続けるみたいな感じではなく、オンラインゲームなど本能的に「楽」だと感じる行動はできているようなので、「やる気を削ぐ機能」というバグは関係していると思う。
なんというか、精神病って治っているけど「楽ができる」環境が長期化させている面は結構ある気がするんだよなぁ。友達も実家で暮らしてて理性を使って行動する必要が無いから、本能に流されて抜け出せなくなったり、理性が衰えて論理的に考えられないから会話内容が支離滅裂になっている面もある気がする。
会話をする度に「一人暮らししろ」や「地元に帰ってこい」って言ってんだけど全然しないんだよね。だから「こいつ治す気あるのか?」って思ってたけど、理性じゃなくて本能で行動しているんだからいくら言っても行動そのものが取れないかって納得した。
ただ、遊ぶ時って一人で電車使って来てんだよね。それに今は実家だけど、それまでは寮で一人暮らしをしていたわけで、一人暮らし出来ないわけでもないし、したら割と直ぐに回復しそうなもんだけどなぁ。んー、近ければなんとかできるんだけど、遠いいのがネック。今度遊んだ時に聞いてみっかな。
終わりに
いつも外で作業をするんだけど、メンタル疲労が溜まると「外に行きたくない」って抗う内なる僕がいて、なんでだろう?って思ってた。けど、メンタル疲労で理性が弱まり「楽をしたい」本能が出てくるからって考えると納得だわ。
そして、理性より本能が優位になっているんだから「こうした方が良いけど、楽をしたいからやりたくない」ってやる気を削いでくる。これがメンタル疲労が行動を億劫にさせる理由だね。であれば、今度から行動が億劫に感じたら理性が弱まり本能が強くなっているからなんだって認識すれば流されずに行動できるかな。
それで気づいたんだけどさ、メンタル疲労が溜まるとストレスが溜まるイメージがあって、「メンタル疲労=ストレス」って思ってたんだよね。けど、メンタル疲労が溜まると本能が優位になって「楽をしたいのに楽ができない」という思い通りにならないことでストレスを感じているだけで、「メンタル疲労=ストレス」ではなく「メンタル疲労→楽したいのに楽ができない→ストレス」って関係だわ。
なので、今回書き出したことでメンタル疲労とストレスを切り分けて考えられるようになった。日常のストレスを1つ潰せたって感じ。
そういえば少し前にストレス性皮膚炎発症したんだよね(闘病中)。メンタルは余裕があるのにストレス性皮膚炎発症して「え?」ってなったんだけど、それもメンタル疲労とストレスがイコールの関係性だと思ってたからっぽい。けど、メンタルはメンタル、ストレスはストレスでそれぞれバロメーターがあるってわかった。この辺は別の日記で書くかも。
最後にメンタル疲労は筋疲労(や筋肉痛)と同じなのかもしれない。疲れが溜まるとどちらも動きが悪くなるし、行動が億劫になる。また、休みたいのに休めないとストレスを感じるという点でも似ている気がする(筋肉痛の時に部活行きたくなかったし)。そして、メンタル疲労があろうが筋肉痛だろうが実際に作業が始まるとアドレナリンが出るのかそんなに気にならなくなる。あと、これも別で書くか迷っているんだけど、どっちも酸素不足が原因で深呼吸で酸素を供給することを意識したらかなり改善するんじゃないかって思った。今実験中。
とりあえず、これでメンタル疲労周りは粗方言語化しきった気がする。ストレス周りも少しづつ言語化しているから1ヶ月後くらいにはだいぶ過ごしやすい日常に待っているんじゃないかって思う。