日記

僕がドラマを見ない理由

子供の頃から今に至るまでドラマを見た記憶がほぼ無くて、その代わりにアニメばかりを見て過ごしてきた。特にドラマに対して悪いイメージがないのだが、何故見なかったのかその理由について書き出してみた。

分かりやすさがが影響している

僕がドラマを見ずにアニメばかりを見る理由としては、分かりやすさが関係しているように思う。というのも、アニメは分かりやすい。それは視覚的情報に全てが詰められているから。例えば、喜んでいるなら喜んでいるようなエフェクトが出るし、バトルものであれば傷やキャラクターの表情から戦況が見てわかる。また、音声が無くても、視覚的情報のみで成立するくらい分かりやすいからアニメばかりを見ていたんだと思う。

その逆、ドラマは分かりづらい。視覚的情報だけでは何が起きているか理解しづらく、音声が無くては成り立たない。さらに、音声に耳を傾けていないとストーリーを理解しづらく、そういう分かりづらさのイメージがあったため僕はドラマを見なかったんだと思う。

面白さが影響している

さらに言うと、アニメは面白いがドラマは面白くないのだと思う。それは表現できる範囲の問題が影響している。例えば、アニメであれば現実ではありえない表現をしたりすることができるが、ドラマは表現できる範囲に限りがある。

そのため、SF小説など面白い原作があったとしても、ドラマでは表現できないためアニメにするしかなく、必然的に面白い原作はアニメになり、それ以外がドラマになる。なので、アニメは面白いがドラマは面白くない。

世界的に人気な作品はドラマ

とは言え、Netflixの人気作品の上位に来るのはドラマである。アニメも人気ではあるが、ドラマが上位を占めている状況を見るに、世界的にはドラマの方が面白いと思われているのかもしれない。

その理由としては、アニメは子供が見るモノで、ドラマは大人が見るモノという価値観などが多少影響している面があるように思う。というのも、アニメは分かり易過ぎるし単調だ。老若男女問わず誰が見ても理解ができてしまうため大人としては物足りなさを感じてしまうのだと思う。

また、アニメを見ても得られるものが少ない、という面も大きく影響しているように思う。それは、アニメやドラマも所詮は暇つぶしのコンテンツで、どうせ時間を潰すなら何か得した方が良いと考える。そして、先にも書いたようにアニメは子供が見るモノという先入観から得られるモノが少ないと考え、アニメよりドラマを見がちという面はあるように思う。

しかし、Netflixは有料サービスであり、多くの課金しているユーザーは働いている大人である。アニメが上位に来ないのも上記の理由から当然なんだと思う。なので、Netflixでドラマが人気だから世界的にドラマが人気だと必ずしも言えないが、大人はドラマを見るという傾向はあるのだと思う。

大人になるとドラマを見る理由

では、大人になると面白くないドラマをみる理由は何か?1つは子供の時に理解できなかった部分が大人になることで理解できるようになったことが理由としてある。例えば、仕事をテーマにしたドラマであれば、働いたことがない子供が見ても理解できないが働いている大人であれば理解できる。そういった大人になったことで理解できるようになった事が理由の1つなのだと思う。

もう1つに、大人になることでアニメがコミュニケーションツールとして機能しなくなることが理由なのだと思う。これは、先にも書いた通りアニメは子供が見るモノというイメージや、何かを得ようとするにはアニメは分かり易過ぎたり、単純に忙しくアニメを見ている暇がないという大人特有の現象から大人のアニメ離れが起き、多くの大人がドラマを見出すのだと思う。

事実、僕も年を重ねるごとにアニメを見ることが無くなった。そして、英語のドラマに興味が出てNetflixを契約するか悩んでいる。それは、どうせ暇つぶしをするなら何か得ようとしての行動と、アニメは分かり易過ぎるが故に展開が見えてしまうのと、社会人になりアニメをコミュニケーションツールとして使わなくなった面が大きく影響しているように思う。

といった理由から、大人になるとドラマを見だすのかもしれない。

趣味嗜好の多様化

とは言え、現代はインターネットの発展で趣味嗜好が多様化しており、単純にアニメとドラマという対比は成り立たないように思う。というのも、アニメ好きはアニメ好きで集まるし、ドラマ好きはドラマ好きで集まるという具合に別れるだけで、本来相容れない関係なんだと思う。

Netflixに関してもドラマ好きが集まったプラットフォームで、他にもスポーツであれば専用の配信プラットフォームがあるし、様々なジャンルが揃ったyoutubeなどの動画配信プラットフォームもある。それぞれの趣味嗜好に合わせて分散するだけであって、今の時代にアニメとドラマとその他を対比するのは違うのかもしれない。

そして、僕の子供時代にはインターネットはそこまで普及していなかったため、同じシリーズモノということでアニメとドラマだったらアニメの方が面白いから見ていたという話で、今はアニメに飽きたり、何かを得られたほうが良いと考えて英語系のコンテンツに興味があるだけで、アニメが上であるとか下だとか考える時代では無いのだと思った。

終わりに

とは言え、僕が日本のドラマを見ることはないと思う。それは上に書いた通り分かりやすい面白さが見えないのと、文化的な背景を知っているため得られるモノが少ない、そして日本のドラマはコミュニケーションツールとして成り立たないのが大きいように思う。

それは、趣味嗜好が多様化して人が分散してドラマを見る分母が少ないのと、日本のドラマはキャスティングした俳優やアイドルのファンのために作られる要素が大きい気がしていて、ファンでも無い人が日本のドラマを見る理由が無いから。それなら、Netflixやyoutube見ていた方が自身が興味関心のある面白いコンテンツを見られるわけで、そっちの方が良いと思う。

また、日本の若者のドラマ離れという記事があったが、そもそも今の時代は日本も海外向けにドラマを作っていく必要があるんだと思う。日本に興味のある外国人は多いいと思うし、日本のドラマを通して日本の文化に触れられたりするのは僕が英語のコンテンツに触れるのと同じで実りがあると思うから。

それに、日本は異なる文化に侵略されて文化を壊された経験がたぶん無くて、かなり特殊な文化だと僕は考えている。そういう部分を発信できるとかなり面白いと思う。例えば、日本人は真面目というイメージがあるけど、それも隣にいるのは常に日本人という同じ文化と価値観を持った人が何千年も続いたことが大きく、大陸みたいに地続きだと次の日には異なる文化や価値観の人に殺される可能性がある。そんな中で真面目になんて生きてられない。そういう背景があるから日本人は他の国の人と比べて真面目なんだと思う。そしてそれは、島国日本の独自の文化に醸成されたものだから、その部分をドラマに落とし込んで発信できると面白いと思うが、抽象的が故に難しさがあるのかもしれない。

なので、日本のドラマがファン向けに作っている以上僕が日本のドラマを見ることはないんだと思う。

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