7話目ペン入れ
7話のペン入れをしていて色々と気になったので書き出し
キャラの造形について
下描きの問題かもしれないけど、キャラクターの造形が気になったかなぁ。
というのも、顔と体が分かれているように感じたり、キャラクターの顔のバランスが悪いように見えたりする違和感があった。
また、キャラクターを描く時にアタリを引くんだけど、それがずれるというか、そのアタリ通りのサイズに収まらないことがある。例えば、アタリの時より髪の毛分顔が大きくなるみたいな感じ。だから、頭と体のバランスが悪いってことが起きる。
これはペン入れの段階で気づいただけで、下描きの問題なんだと思う。あくまでも、ペン入れをしたことで輪郭がはっきりして大きさの違いに気づいたって感じなのかもしれない。
髪の毛周りについて
次に、髪の毛が気になった。
特に、秋太郎という金髪のキャラクターの髪の毛に立体感が無くて、チープ感があるのが気になった。他が少しづつ良くなっているのに髪の毛という頭部の半分を占める要素がチープなので気になるね。
また、主人公はべた塗りなので立体感はそこまで必要ないけど、前髪が目にかからないように避けて描いたからか、ハリガネ入っている?って感じの前髪が気になった。
けど、良い面もあった。それは、主人公のべた塗りの髪の毛を下描き通りに描くと躍動感が無いから、下描き通りに描いた後に適当に線を付け足したら髪の毛一本一本が風でなびいているように見えて躍動感が出たのは良かった。
背景について
7話を描いている時に、公園から体育館に場面転換するシーンがあるんだけど、ページが変わって1コマ目から場面転換するためパッと見どこに移動したかが3コマ目までわからないように感じた。
それは、体育館の壁を構成する板を手描きで描いた事が原因で、もし定規で引いたような真っ直ぐな線で描いていたら体育服と関連付けて体育館にいることがもう少し分かりやすかったんじゃないかと感じた。
とはいえ、背景周りを本格的に考えるのはもう少し先で、それまでは抽象的にしておきたいって考えているため、もう少し丁寧にフリーハンドで描くか、体育館であるということが分かりやすいような工夫をする必要はあると思う。
ペン入れに時間がかかる
最も気になったことは時間がかかったこと。
前回までは、1ページ3時間あれば清書は終わった気がするんだけど、今回は1ページに6時間くらいかかっているような気がする。
バスケなど慣れないシーンを描いたりしたのも理由としてあるんだろうが、もう少し時短をしたい感はある。
とはいえ、クオリティが下がっているどころか上がっているわけだし、今考えるような事でもないのかなぁとは思う。もう少しクオリティが上がってから考えようと思う。
終わりに
ペン入れで気になったのは以上かな。
そういえば、今回からキャラクターの輪郭を一本の線じゃなくて複数の線で構築するような描き方を試しているんだけど、個人的には結構しっくり来た。というのも、元々この作品は抽象的にしたかったんだよね。なので、一本の線じゃなくて複数の線で輪郭を描き、焦点が合いづらくする今回の描き方は合っていると感じる。
また、そういう描き方をするのは僕が一本の線で輪郭を描くのが楽しくないって理由もある。というのも、一本の線で強弱を付けたりすると綺麗で見やすいのはわかるんだけど、なんか作業感が強い感じがして楽しくない。
元々、絵を描くのが嫌いなのもあって、下描きをなぞるだけのペン入れだと作業感が強くてさ、絵を描いているような感覚になって耐えられないっぽい。だから、今回みたいに「キャラクターを構築する線そのものを作る」って感じで複数の線で輪郭を構築したりすると、絵じゃなく線を描いているって感じで意識を逸らすことができるんだと思った。(下描きの時は絵を描いているじゃなくて、漫画を描いているって感じ)
6話くらいまではあまり感じなかったから、7話目からはペン入れを気にするくらいには漫画を描くことに慣れたということなのかもしれない。いい傾向だと思う。