日記

インタビュイー

コワーキングスペースの利用の契約をした時の話

コワーキングスペースの利用契約でやり取りをしていた時に、フリーランスというのが珍しいからか、お客さんだからなのかわからないが、一方的に質問をされるシチュエーションがあった
一方的に質問をされ、僕はそれに対して淡々と答え、その時は特に違和感を感じなかった

契約を交わし、コワーキングスペースを後にして冷静になった時、その状況がおかしかったことに気づいた
何がおかしいのか?
それは、質問をされて相手に対して質問し返さない
コミュニケーションをとろうとしなかったことがおかしいと思った

そして、デジャブ…
それはまるで僕自身と対話をしているかのような感覚だった

というのも、人は他人に対して興味を持たないと考えているが、僕は人の持つ歴史を知ることが好きでその人の歩んできた歴史を知ろうと質問をよくする
しかし、相手は他人に対して興味がないのだから質問を聞き返されることが少なく、いつもインタビューアーのように一方的に質問をすることが多かった
そして、インタビューアーになった僕は毎回のように「なぜ、質問をされて聞き返さないのだろうか?」と疑問に思っていた

今回の僕はその逆の立場、インタビューアーから質問をされ続けるインタビューを受ける人、インタビュイーの立場になっていたわけで
普段と逆の立場に立っていたことが不思議でデジャブでおかしかった

そして、その体験をしたことで「なぜ、相手に対して質問を聞き返さなかったのか?」という理由がわかった

その理由は「心地よく、楽」だから
というのも、質問をされるごとに脳を使うことを放棄し始める自分を感じた
質問の内容は基本的に脳を通さなくても反射的に答えられる内容で、上っ面な質問なので脳を使わない
だから、質問をされるだびに脳の稼働領域が狭まり、その狭まる感覚を心地良く感じ、その心地よく楽な環境を放棄する「質問を聞き返す」という選択ができなくなっていたのだと思う

そして、質問を聞き返さなかったことにはもう1つ理由がある
それは相手に対して興味・関心を持たなかったから
言い換えるなら質問をする相手に魅力を感じなかったというのが原因なのだと思う

実際に対応してくれたスタッフさんには申し訳ないが
もし、スタッフさんが美人だったら僕はスタッフさんに興味を持ち質問をされたら聞き返していたと思う
だって、お近づきになりたいもん
それか、共通の趣味などがあったら興味関心を持ち、聞き返したりするのだと思う

そう考えると、僕がインタビューアーのように一方的に質問を行い、相手が質問を投げ返さない時、コミュニケーションをとってくれない原因には、僕自身の魅力の無さが原因なのだと思う

納得

とは言え、彼氏彼女ができること、友達が増えることを僕自信が望んでいないので魅力がないことは問題ない
そして、僕としては一方的に他人の歴史を知ることができるわけで知的好奇心を満たせるのだから問題はない
しかし、ある程度仲良くならないと深く歴史を知ることはできないのも事実
より深くその人の歴史を知ろうと思うと最低限のコミュニケーションは取らないといけないと思う
だから、より深く知ろうと思うと最低限の自分磨きを行い、円滑なコミュニケーションを行えるようにした方がいいのかなとは思う

最後に、コミュニケーションをとりたいのであれば、今回の反省を生かし一方的に質問はせず、適度に考えさせるような質問をしたり、少し前に書いたが自分の情報を開示することで相手に会話の手札を渡すという選択をとることもコミュニケーションをとるうえで重要なことなのかもしれない

面白い体験だったが、相手に対して軽く罪悪感を感じる体験だった

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