日記

自分の描いた漫画を読み返した感想

自分の描いた漫画を読み返していて気づいたことの書き出し。

思ったより成長していない?

僕は漫画を描けば描くほど「ドンドン上手くなっている!」って感じているんだけどさ、1話から読み返していて「あれ、あまり変わらない?」って感じたことに驚いた。

何て言うのかなぁ、主観的にはかなり成長しているって感じるんだけどさ、それは1コマ1コマ時間をかけて描いているから見えるもので、客観的な読者目線だとそんなにしっかり見ないから目に入らないって感じ。

なんで成長が伝わらないのか?

なんで「あまり変わらない」と感じたかを考えると、絵が下手なことで作品を直視しづらい面が影響している気がする。

というのも、日本の漫画ってみんな絵が上手くて、それを読む人たちは僕を含めそういう綺麗な絵に慣れている。だから、絵が下手な僕のような漫画に対する抵抗的なのがあるんだと思う。

さらに、絵が汚くても1~2ページ程度なら我慢できるんだけど、僕の漫画って絵が下手なくせに10ページ近くあるから読み続けるの難しい。だから、ササっと読んでよく読まないから「あまり変わらない」ように感じるんだと思う。

読み続けるのがしんどい理由

僕の作品を読み続けるのが難しい理由は、読む上で「安心できない」のが理由としてあるように思う。

というのも、漫画ってコンテンツはとてもわかりやすいもので、話を理解できなくても絵を読んでいればある程度理解できるし、セリフなどの文章を読めばさらに理解することができる。

漫画における絵と言うのは、作品を読む上で落下防止的なセーフティネットとしての役割をしているんだと思う。けど、僕の漫画は絵が下手だからそのセーフティネットとしてあまり機能していない。厳密には、数ページ程度であれば機能をするけど、10ページを読み切るためのセーフティネットとしての機能はしていないんだと思う。

だから、落下しないようにさっさと渡り切っちゃおうって感じでサクッと読むから「あまり変わらない」という印象を持つんじゃないかな?なので、じっくりと読んでもらいたければ最低限の画力を身につけて最後までセーフティネットを設置することが重要なんだろうね。

とは言え、絵が下手でも読まれる作品はたくさんある気がする。

けど、それらの作品は内容がシンプルでわかりやすいから絵が下手でも「安心できる」。その反面、僕の描いている作品はちょっとややこしい。僕自身シンプルではないと感じているし、その解決策として絵が重要だと認識をしている。こうやって言語化する以前から絵が重要と言うのを感じていたわけだし、僕の漫画をちゃんと読ませようと思うと絵が重要なんだろうね。

ネガティブではなくポジティブに感じた

僕が描いた漫画を読み返して「あまり変わらない」という感想は一見ネガティブなモノのように映るんだけど、僕的にはポジティブに映っている。

というのも、さっきも書いたように主観的にはドンドン上手くなっているって感じていたから、僕の中での僕に対する期待値がかなり上がっちゃってたんだわ。

で、理想ばかり膨れ上がっていて、目の前の現実を見れていないような感覚があり困っていた。けど、今回読み返し直して「あまり変わらない」や「読者はそこまでしっかり読んでないんじゃね?」って気づくとさ、そこにこだわってもしょうがないってことでいい感じに肩の力が抜けたんだよね。

そういう認識のズレを修正して、変に肩ひじ張ってたのがほぐれて楽になったから、僕にとっては良かったという感じ。

小数点の話について

とはいえ、小数点の話に関してはちょっと気になった。

というのも、話を読み進めていくと途中で「第〇.5話」って小数点が入ったサイドストーリーが入ってくるんだけど、大体がメインストーリーの少し過去の話だったりして、リンクを辿って読み進めていると途中で話が過去に戻ったりして、分かりづらいって印象を受けた。

なので、サイドストーリーだということがわかりやすいように2.5話のように描き方を変えて描くような工夫は必要なんじゃないかって感じるから次から修正しようと思う。

終わりに

読み返して気づいたけど、7話を描き終わるまで読み返したことがないかもしれない。
一度でも読み返していたら、多分僕なら気づいてたと思うんだよなぁ。だから、読み返すのすらしんどいと感じる作品だったということなんだと思う。

で、7話で少し自信がついて読み返す余裕ができて読み返した。そういう意味では7話は転換点なのかもしれない。

また、読み返していて内容に関してはそこまで気にならなかった気がする。それは、プロットやネームは設計書のような存在だから意識して作った結果なのかもしれない。とは言え、作者なので頭の中でいいように補足や変換して都合よく捉えている可能性もあるからちょっとわからない。

それに、プロの作品でもコマ割りとかキャラが不自然な行動を取っていたりすることがあるんだけど、画力があるからかあまり気にならない気がするんだよね。読んでると気にはなるけど、その違和感を画力で抑え込むって感じ。なので、プロットやネームうんぬんより画力が重要なんだろうね。

そう考えると、僕の作品がシンプルじゃないのもさして問題ではないのかもしれない。シンプルじゃなくても画力でねじ伏せられるくらい絵が上手くなれば問題ないんだろうね。

まぁ、なんにせよキャラクターをもっと上手く描けるようになったら色々な問題が解決すると思うからとりあえずそこを目指して頑張る。

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