日記

読み切り漫画(ネーム)

ネームと下描きについて色々と考えたので書き出し。

ネーム

話の大枠の展開としては、宗教を嫌う主人公が原因と向き合って少し成長するって話。

導入

導入は結構悩んだ。最初に戦闘を持ってきたり、世界観の説明を持ってきたりって具合にあるある展開で進めようとも思ったんだけど、僕が読み切りを読む時って最初から読むことって無いんだよね。だって、知らん作品だし。連載作品でも知らない作品をわざわざ最初から読まない。パラパラってめくって面白そうなら「どれどれ」って読む感じ。だから、読み飛ばされても問題ない、宗教勧誘とそれを断っているってわかりやすい導入にしてみた。

導入後の展開

展開としては、最初(1p)に宗教勧誘してから次のページ(2p)で時間を遡って改めて説明はどうなのか?って思った。というのも、時間を遡るって、「どうしてそうなった」って展開から遡るイメージだから。宗教勧誘断ってるだけで時間を遡るってのはフリとしては若干違和感。

ただ、時間を遡る描写無しに、最初から「お金がない」って形で唐突に始めるのも違和感なんだよね。「誰だお前」って感じる。最初に宗教勧誘断る導入があることで、「宗教勧誘を断った人」って属性がついた状態でプラス「お金がない人」って主人公の情報を読者に伝えられる。
そして、読者に対して「宗教勧誘を断る+お金がない、これら情報がどう結びつくんだ?」って形で興味を引くことができるんじゃないか?って考えると、構成としては正しい気がする。それに、この作品は宗教勧誘とお金が絡む作品なんだって感じで、最初に視点を固定化できて、話の展開が楽になる気がする。

そう考えると、導入としてはベストではないかもしれないけど、ベターなんじゃないかとは思う。きちんと読み切り作品としての流れを導入できちんと説明出来ていると思う。

全体的な展開

全体的な展開としては、終始宗教勧誘で進めて、主人公と宗教の過去、それを乗り越えて一歩前進って感じで主人公の成長は描けていると思う。ヒロインの強引な勧誘が気になる面もあったけど、人手不足という現代でも起こっている現象と人の目を見る目には自信があるって感じで、ある程度は解消出来るんじゃないかと思う。

最後の展開

気になるとしたら、最後の展開かなぁ。
というのも、最後の最後に新しい展開を作って読み切りで完結していない。最後の最後に話を畳むのではなく広げているって点が、若干気になる。
これは読み切りに対するイメージの問題かもしれない。読み切り漫画というのは、読み切り内で話を完結するイメージがあって、読み切りで完結していないって点が気になっているんだと思う。
けど、そういうイメージがある理由は、作品をまとめる力があるかどうか?って部分を編集が確認するためにそういうイメージがあるってだけで、別に新しい展開をしたとしても面白ければ問題はないのかなぁって思う。それに、読み切り作家になりたいわけでもないし、「続きを読んでみたい」って思ってもらう必要があるんだから、施策としては正しいと思う。

設定

設定としては、現代社会に似ているが悪霊という敵が存在する世界。それを除霊師や神官などが除霊する世界。設定としてはあるあるだけど、差別化している点としては、京都や昔の日本を連想させるような和風な街並みの中に山があり、その上に神社仏閣があるという世界観。
作品を進める上でも、そのわかりやすい目印は度々登場させることで、視覚的な差別化を狙っている。

敵か味方か?

個人的に気になっている点としては、式神と悪霊の見分けがつかない点。どっちも黒塗りで描写をする予定で、どっちがどっち?って感じに陥りやすいのかなぁって思う。
けど、世間一般の漫画でも誰が敵か?みたいなのがぱっと見でわかる作品はないと思う。周りの反応とか対立構造でそれを判断しているわけだから、あまり気にしなくてもいいのかなぁって思った。

テーマ

テーマとしては、主人公が過去を乗り越えるみたいなテーマがあるんだけど、どの程度乗り越えさせるかは悩んだ。というのも、がっつり乗り越えさせるって40pそこらで出来る気がしないんだよね。最初、宗教嫌いの主人公が乗り越えて「ヒロインの宗教に入るよ」って形にしようと思ったんだけど、何年も抱えてる悩みが読み切り40pで乗り越えられるか?って考えると微妙だった。なので、「乗り越えさせなくていいんじゃね?」と考え、「マジ、宗教には興味無いけど、あんたは信用する」って展開にした。そしたらしっくりきた。
その後の展開も、ヒロインの暴露をはじめ、自然な展開になったから、宗教は信用できないけど、ヒロインは信用する一歩前進をテーマにした。

終わり

ネームとしてはそんなもんかなぁ。他にも色々と悩んだけど、書き出してたらきりがない。
強いて言えばページ数かなぁ。8の倍数がいいみたいな話を聞いてて、40pで終わらせようと思ってたんだけど、ページ数が足りなくてダメだった。違和感を消したり、コマの最低限のサイズを維持しようとするとプラスで4ページ必要だった。
まぁ、全体的にコマが小さいので、きちんと伝えようと思うともっと必要なんだけど、あんまり数描きたくないから増やしたくないって感じ。それに、小さいコマで如何に情報を伝えるか?ってテストしたいし、現状がベストかなぁ。

下描き(ラフ)

ラフは主に構図を確定させるのが目的。ネームだけだとイメージが抽象的なので、ラフを使って構図が変じゃないか?被ってないか?って感じのイメージを固めることが目的。

最初と最後

最初の方はなんか輪郭とかを意識して描けて良い感じなんだけど、後半になるにつれて適当?描き辛くなっていった。
なんでかって考えると、正しいのかどうかが半信半疑だからだと思う。最初の方は正しいって感じるんだけど、後半になるとその正しさに自信がなくなってくる。それは、積み上げて高くなればなるほど土台が不安定になるような感覚。地面に近ければ近いほど安心感があるのと同じ構図だと思う。
これは地面からの高さ(距離)という差があるからそう感じるのかもしれない。たぶん、ページ数が増えれば増えるほど、労力がかかるわけで、一から直すのも大変になる。最初の方は直すにしても最初だから楽。けど、最後の方は直すのが大変。だから、そう感じるのかもしれない。

キャラの造形周りも最初と最後の方ではなんか違うんだよなぁ。なんか適当になっている。それも自信が無いからだろうなぁ。後で、途中にページを挟むみたいな形になったらコマが全体的にずれたりして描き直さないといけなくなる。それを警戒しているんだと思う。
だとすると、何か問題を抱えているってことだから、直せや!って思うけど、そんなに違和感があるところはない。たぶん、40p以上の読み切り漫画を描いたことがないが故の自信がないって部分が絡んでいるだけだと思う。とりあえず、描いてみるしかない気がする。

構図

構図の方も最初の方は特に悩まなかったなぁ。展開が多く、場面がガンガン変わるから悩まないってのはあると思う。後半は場面が同じで、会話パートが続くからコマ割りで悩んだんだと思う。なので、展開次第かな。

構図で気になったのは、街全体の描写。ドローンをどの程度の高さで飛ばせばいいんだろうって点で悩んで、下描きに丸投げしている。わっかんねぇわ。1ページ丸々使うような描写とかしたことないし。後回し。

終わりに

下描き(ラフ)はそんなもん。もうちょい色々とありそうだけど、一度ここまでにしようと思う。

とりあえずは、読み切り漫画としては結構良い感じになっていると思うんだけど、あとは下描きとペン入れ次第って感じ。きちんと描ければ結構面白いんじゃないかって思う。
個人的にはキャラクターが結構いい感じな気がするので、ここはきちんと伝えたいかなぁって感じ。なので、下描きとペン入れはマジで大事。そんな感じ。

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