日記

居酒屋

親孝行で母親の聖地巡礼に同行し東京巡りをしている帰りに、小学校の給食が食べられるという居酒屋に寄った時の話

母が前々から行きたかったということで行ったんだけどさ、正直がっかりした
というのも、僕は「小学校時代の給食が食べられる」って話を聞いて向かい、実際に出てきたのは”給食っぽいもの”という偽物で、小学校の給食で出ていたものじゃなかったんだよ
最初はこれが当時(母の小学生の時)に出ていたのかなぁって思って食べてたんだけど、出てくるメニューを見れば見るほど「あ、違うわ…」って徐々に冷めていく自分がいた
例えるなら、メイド喫茶を「本物のメイドがいるのか!?」って入った時のがっかり感が近いかも
だから僕的には☆1くらいの評価なんだけど、予約しないと入れないくらい混んではいたんだよね
それがどうにも不思議でさ
なんでなんだろうって考えてみた

それで思ったんだけど、「居酒屋って食事をする場じゃなくて、会話を弾ませるための場」なんじゃないかなぁ?
というのも、居酒屋ってお酒を飲みに行く場で、お酒を飲むことで理性を消して本能的になり、愚痴や不満みたいな素面では話せない話をしてお互いの仲を深めるために行く場所であって、素面で美味しいモノを食べに行く場所じゃないんだと思う

そう考えると、僕は居酒屋の使い方を間違えていたという話で、美味しいモノを食べたかったら行くべきはレストランなんだと思う
そして、お店が繫盛しているのはちゃんと「居酒屋」として使う人たちが来ているから繫盛しているって考えると納得なんだよね、来ている人はお酒飲んで仲を深めようとして来ているんだもん

それに、「給食が食べられる居酒屋」ってコンセプトがあると絶対当時の話が出てくるわけじゃん?小学校って義務教育だからみんな通る道で、万人に通じる共通の話題なんだよね
だから「会話を弾ませる」という居酒屋本来の役割を全うしていて、飯はまずいけど繫盛をするのも納得だった

とは言え、母が行きたかった理由が推しのアイドルとyoutubeでコラボをしていたからで、完全に話題のためなんだよね
僕の住んでいる地域が揚げパンが給食で出ない地域で、揚げパン食べてみたいなという純粋な目的は多少はあったみたいんだけど、一番の理由は推しのアイドルが行ったところに行ったという会話のネタのためなんだよ
そういう点では「会話を弾ませるための場であり”ツール”」という、本来の居酒屋の立ち位置からはみ出ている部分があるから、これが「The.居酒屋」ですって考えるのは可笑しな話なんだと思う
ちゃんと美味しいモノを食べられる居酒屋もあるしね

まぁ、ネタとしてはこうやって日記で消化できるし行ったこと自体は良かったかなぁ
ただ、googleの評価が結構酷いのと、実際に行ってみて
長くやっていくぞ!って感じよりパッと稼いでさっさとトンズラみたいな反社会的勢力がやっていそうなお店だなって思った
色々と雑だったし、二度目はないかな

それで思ったけど、飯がまずかったり店員の愛想が悪くてもコンセプトに特徴があったり、話題性があれば居酒屋はやっていけるんだったら、「おうち居酒屋」ってコンセプトで全部電子レンジで調理ができる冷食やレトルト食品を用意して、テーブルにレンジ、食べたいものはセルフ式って感じの居酒屋でも成り立つんじゃないかな?

色々と問題は起きそうだけど、頑張れば完全無人化に近いところまではできる気がするし、人件費抑えられるから価格も抑えてyoutuberとか使って宣伝すれば割と儲かる気がした
誰かやってくれないかなぁ?

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