読み切り(承:16ページ目)
16ページ目が描き終わったので書き出し。
初めに
このページなんかやたらと描きづらさあったわ。なんでかって考えると、構図が特殊なせいくさい。回想パートが終わり、場面転換をするために話を一度締める必要があるわけで、そういう「いったん終わり!」ってのを伝えないといけないが、そういう表現したことないからわからんって感じかもしれない。あと、「回想から戻って来たぞ!」って情報も伝えないといけなくて、それもわからんって感じだわ。だから、描きづらかったみたい。
原稿

1コマ目
1コマ目は、回想に入る前の「写真立て+写真」を出すことで、回想が終わったと伝えることが目的なんだけど、写真のディテールが足りないせいか、ちょい表現として微妙?リアリティが足りないせいで、コマが弱い?解像度が薄い気がする。
あと、「回想終わり!」って表現するなら、グラデーションとか矩形をいくつか配置することで、「回想から現実に戻ってきたぞ!」って表現した方がいいような気がした。まぁ、一度やってみないと分からないし、これも経験なのかなぁって感じ。
下描きの方では色々と試してたんだけど、「写真立て+写真」であることがわかるような構図にしないと違和感だったので、コマ内の配置は少し気を付けた。ネームの段階だともう少しアップ気味の構図だったんだけど、「写真立て+写真」が伝わり辛いって感じて駄目やった。リアリティが足りんのよね。こういう表現どうすればええんやろ?
ペン入れは一応した。回想に入る前のコマをコピペするって選択肢もあったんだけど、コピペしてサイズ調整してペン入れだけし直した。けど、あんまり変わらんかも。つか、写真に映る人物のペン入れってどうするのが正解なんだろう?色落ちしている感じとか、かすれている感じ?日焼けしている感じとかってどうやって表現すればいいんだろう?
2コマ目
このコマは構図でめっちゃ悩んだ。ネームの段階だと、主人公の顔が映って、かつ写真立てが映るような構図(ベッド横ちょい下から斜め上を見上げるような構図)で、1コマ目の続き+状況説目ができるようにしてたんだけど、その構図だと写真立てではなく主人公の方に視線が流れる感覚があり、最終的に手を伸ばす今の構図になった。
ただ、描いてみると1コマ目から2コマ目の展開なんか気になるんだよなぁ。連続性を表現しているつもりなんだけど、そこまでする必要ある?って感じが気になる。流れを意識しているのは伝わるんだけど、そこまでして流れを作る必要はないって感じ?なんのための流れなんだろう?パッと思いつくのは、唐突に回想が終わると違和感だから流れで徐々に現実に戻るって感じ。あーたぶんページが別になっちゃってるのも問題だわ。回想ページに回想終わりのコマを用意できたらグラデーションなり境界グラデーション置いて現実に戻って来たって表現できるけど、ページが別だからどうやって現実に戻そう?って悩んでこういう形にしているんだと思う。この辺も経験かなぁ。
あと、1コマ目はグラデーション(回想終わりの表現)欲しいかも。時間軸が現実に戻ってきたって表現がないからそう感じるのかもしれない(直すかなぁ)。あと、このコマ(2コマ目)の大きさが気になる。そんなに重要じゃない、情報がないのにコマが大きいせいで気になっているって面はあるから狭めた方が良いかも。
ペン入れはなんかうっすいんだよなぁ。試行錯誤の一環だし残して置くけど、何が目立たせたいのか?って意図が伝わらないってのが気になる。天井は模様がないと気になって、模様足した。「これは天井です」って情報が状況から伝わり辛いからディテールを足したって感じ。
3コマ目
このコマは下描きからなんかしっくりこなかったのと、ペン入れ後もしっくりこなかった。
前にも布団ダイブのコマでしっくり来なかったんだよなぁ。なんか布団と主人公が被ると駄目なのかなぁ?ただ、プロの作品でもこの構図なんか微妙な気がするんだよなぁ。なんでかって考えると、カメラの位置と、キャラクターが目立たないってダブルパンチがある気がする。
カメラの位置に関しては、天井からか主人公を跨いで立って主人公にカメラを向けているような構図で、この構図が現実世界で見慣れない構図ってのはある気がする。ベッドの上の男女くらいでしか見ない構図ってのはある気がする。けど、ベッド横、寝転んでいるキャラクターを横から撮る構図は気にならない。それは「横顔」の構図で、まだ見たことがあるから気にならないんじゃないかって思う。そういう見慣れない構図だから違和感ってのはある気がする。
あとは、キャラクターのクオリティが低いって問題かな。大ゴマなのに、その大ゴマをきちんと活かせるような主人公を描けてないもんなぁ。そりゃ違和感も感じるのも当然なんじゃないかって思う。構図的には立体感を意識させるような構図なのに立体感無いもんなぁ。構図と絵がミスマッチしている感じは確かにあるわけで、その辺が原因としてはありそう。
とは言え、平面的でもなんとかなりそうな感覚もあるんだよなぁ。もうちょい簡素なキャラクターを持っててそのキャラクターであれば成り立ちそうな感覚はある。だとすると、主人公のキャラデザが確定してない、主人公が弱いって話かも。なんかうっすいし。
4コマ目
このコマは、フェードアウトして新しい展開にするコマ。ただ、ちょっと表現が甘いわ。フェードアウト感が上手く出せてない気がする。もうちょいコマの高さがあれば前のページの最後のコマみたいに床を多めに描いてフェードアウト感出せそうなんだけど高さ足らなくて駄目だわ。あと、ネームの段階だともうちょい魚眼寄りの構図にする予定だったんだけど、表現が難しくて等倍で描いた。理想はテーブルに小さな三脚、その上にカメラを置いて、手前に謝礼、その向こうに主人公って感じの表現をしたかったが、どう描けばいいのかわからなかった。あーコマの高さが足りないからそういう表現をしようとしたのかもしれないわ。
全体
全体的に線が薄いのが気になる。太めに描いてて徐々に細くと意識しての結果だけど、前の方が様になっている感じはあるなぁ。周りの漫画につられて細く描くって意識しているんだとは思うんだけど、それをすると「何を目立たせたいの?」って部分の意識が薄くなる感じがあってそれが気になる。そこに焦点を合わせるのであれば、「これを目立たせたい、だから太く描く」って感じで周りと逆行する感じになるんよなぁ。まぁ、細く描いてしっくりこなかったわけだし、そっちの方がいい気もするしそっちで試そうかなぁ。
あと、このページは読み切り漫画のページ数制限がモロに影響したコマなのかなぁって感じるわ。ページ数に余裕があればもうちょいやりようがあったって感じるし。特に上の2コマと下の1コマ。この辺は経験なのかなぁって思う。
終わりに
なんかしっくりこないなぁって思いながら描かざるを得ない感じだったわ。ってか、普通のコマが1つもないんだからそりゃ描きづらいか。普通の構図のコマが1つもないもんよ。ただ、このページってメランコリックなニュアンスを出すのが目的ではあったんだけど、そういうのを伝えようと思うとこういう変な構図だらけになるのが当たり前なんかなぁ?なんとなく通常の構図って日常会話的なニュアンスはあったりする気はするんだよなぁ。だから、変な構図にするのは、それだけで何か伝えたいニュアンスがあるってことなのかもしれないって思った。
いや、あるよなぁ…。通常のコマだらけの漫画って画面に変化がなくて、やっぱり読み飛ばす面はあったりする気がする。何かしらの画面変化があれば「ん?」って思って立ち止まる感覚はあるから伝えたいことがあるなら通常のコマではない変わった構図のコマを用意するってのはあると思う。
僕は漫画を描く時に以前使った構図は極力使わないようにしているんだけど、全部のコマで何かしらを伝えようとしているって事なんかなぁ?全部が全部そういう変わった構図にするとそれはそれでうるさいみたいな現象が発生しそうな気がするんだけど、そういう現象は発生しないもんなのかなぁ?発生しない気はするんだよなぁ。だから、こうやって同じ構図は使わないみたいなことをしているわけだし。この辺は引き続き注視しておこうかなぁ。とりあえず、さっさとリリースす。