日記

読み切り(承:18ページ目)

18ページ目が描き終わったので書き出し。

最初に

このページはなんか3週間くらいかかったわ。作業自体は3週間かかってないんだけど、なんかこのページを作業している時に色々な問題が起きて、時間がかかった感じ(別の日記で原因が分かって解消済み)。
問題は解決したけど、それでも明確にこのページをやりたくないって感覚もあったから、漫画の方でも何か原因があったのかなぁって思う。

原稿

1コマ目

1コマ目は、ヒロイン単体でパンフレットを持っているコマ。

下描きを描いている時に、周りに余白が多いいってのが気になった。というのも、余白が多いいとキャラクターじゃなくて、余白に視線が流れるから。ヒロインのクオリティが低くて、ヒロイン単体だとコマが持たないって現象が発生するんだよね。だから気になった。

ただ、ペン入れする感じ、思っている以上に良い感じになっている気がする。吹き出しの配置やキャラやオノマトペや余白を含めた全てが良い感じに配置されているって感じた。なんというか、全てを使ってそのコマの役割をきちんと表現出来てるって感じ。

これは、ページ全体をみての感想かなぁ?他のコマって背景情報が多いいのもあって、ページ全体でみるとこのコマは余白が多いいことで「キャラクターを見せる」「キャラクターの動作を見せる」って感じで他のコマと比べると役割が分かりやすい気がする。ページ視点でみると確かに良いって感じる。

でも、コマとしてもいい感じな気がするんだよなぁ。視線の流れが綺麗って感じる?視線の流れを邪魔するノイズがない?必要な要素のみで表現されている?これかなぁ。余白を含めて全ての要素が役割を全うしている感じが良い気がする。特に、描き文字(オノマトペ)があるんだけど、こいつが余白を肯定している感じがある。白と黒で描き文字を強調している感じ?主人公が自転車のスタンドを上げている音を描写しているわけだけど、それが余白で強調されて次のコマに自然と繋がる感じが良いのかもしれない。って感じでコマ内に無駄な要素がないって部分が良いのかもなぁ。

あとは、比較的ヒロインがしっかりと描けている感じがよかったのかもしれない。頬を染めたからなのかなぁ?なんかちゃんと顔に視線が流れる感じがしたのが気になった。

2コマ目

このコマは放置されるヒロインと去る主人公を表現するコマ。

このコマも前のページでも発生した詰め込み過ぎてコマを狭く魚眼寄りにせざるを得ないってコマかも。けど、余裕があったとしてもこのコマはこういう構図にはしてた気がするから前のページとは少し違うかも。つか、見返すと左上が似たような縦長のコマが数ページ続いているわ。漫画って左右にページがあるけど、1ページずつ描いているせいで、見開きを意識できてないって感じが気になる。この辺はゆくゆくって感じかもなぁ。

下描きは結構悩んだ。構図は決まってたけど、アイレベルを決めるのが厄介だった。というのも、結構要素が多いいコマなのもあってアイレベルを変えると全体的に見え方が変わったりして、それによる調整が面倒くさかった。

最初に描いた下描きだとアイレベルが下過ぎて、アパートの天井の領域が多く上部に意味のない領域が生まれてしまったのでアイレベルを上げたら、奥の山々も見切れることが無くなり良い感じになった。
廊下には小物(ゴミ袋)とかを描こうとしたんだけど、画面がごちゃごちゃしそうなので省いた。要素が多いいからそう考えたんだけど、仮にプロの作品ならどうなのか?と自問自答すると描く気がする。けど、視線がそこに流れる事はない気がするから、敢えて省いてみた。なんか次のコマでも似たようことしているんだよね。だから、このページはそういうテーマがあるのかもしれない。

ペン入れは、前のページで試して失敗だと感じた「細く描く」ってのを無視して「何を目立たせたいか?」ってのを考えながら描いたから良い感じかな?ちゃんとキャラクターに視線は流れるように描けていると思う。ちょっと悩んだ部分で木々の多さと奥の木々と山をどうやって描こうか悩んだ。山は棒線を敷き詰めるって決めてたんだけど、その手前にある木々をどうやって表現するか悩んだ。というのも手前(敷地内)にある木々と同じトーンを使ってしまうと、奥行の表現としてはおかしいし、かと言って棒線使うと山と表現が被るって感じで悩んだ。で、最終的に何もしなくていいやって感じで白いままにした。これも、そこに視線は流れないやろって奴かもしれない。視線の流れ的に気にならないから敢えて省くってやつ。

3コマ目

このコマは自転車で去る主人公を見送るヒロインのコマ。

悩んだのは構図とかアイレベル決めかなぁ。大体決まってたんだけど、パースをちゃんと引くかどうかって部分で悩んだ。というのもこういう見切れていてるコマってパース結構適当なんだよね。それは、「コマとしてそれっぽければいいんじゃないか?」って考えていたから。けど、気になったからパースをきちんと引いてみたらパースが下描きとズレてるって感じた。特に、主人公の位置が気になった。普通、道の真ん中走ると思うんだけど、なんか端に寄っているみたいな感じになってたから、ちゃんとパースは引いた方がいいなぁって感じた。あとは、隠れているけど階段かなぁ。描いたんだけどなんか変な感じになったわ。パース引いてみると結構そういう違和感が洗い出される感じがあるから、そういう所を確認する意味ではありだなぁって思った。

下描きで気になった点は、主人公が向いている向き。ネームだと右を向いているんだけど、視線の流れ的には右から左に持っていきたいから、正面よりに向けてみたらなんか違和感だった。なんでかって考えると止め絵になるからなのかなぁって思う。正面向いたら視線止まるもんなぁ。この辺は人間の本能が関係している気がする。人に見られているって思うと緊張して視線元に視線が向いてしまうって感じ。僕の描く絵はデフォルメが効いていて、人物って認識しづらいけど、それでも人間だと認識しているのかなぁって思った。

あと、「シャー」ってオノマトペ用意してたんだけど2コマ目に移動した。理由としては、2コマ目に主人公が認識しづらい感覚があったから。若干小さく視線が流れにくい感じがあったので、「シャー」ってオノマトペがあれば、視線を誘導できるからそっちに移動。で、元々2コマ目で用意してた「…。」という吹き出しを3コマ目に持って来て、手前の主人公から奥のヒロインへの視線の流れがスムーズになるように調整した。
そのおかげなのか、ペン入れをした時に左右の木々が気にならない感覚があった。周辺視野で捉えて処理をしているような感覚があった。だから、幹の部分は抽象的にべた塗りで(適当に)処理してみた。これも上のコマでも起きた視線の流れ上に存在しないから省くってやつだと思う。

4コマ目

ここはヒロインが式神を召喚して次の伏線になるコマ。

ここもヒロインのクオリティが低くてどうしようかなぁって悩んだ。ただ、このコマは1コマ目と違って背景など複数の要素があるからか視線が分散されてヒロインが気にならない。
やりたい表現として、ヒロインに影を落として何か企んでますよって感じのニュアンス出したかったんだけど、朝って時間とクオリティ、トーン多用、要素過多のせいでちょっと無理そう(汚くなりそうだったから辞めた)。もう少し全体的なクオリティが高ければ影を落としてもなんとかなったのかなぁって気がする。精進あるのみかなぁ。

あと、構図でアップにするか引きにするかみたいな部分で悩んだ。最初の方はもうちょっとアップでキャラクターが目立つような感じだったけど、役割的には次の展開に繋げるのが目的なので、引きの構図でフェードアウト(場面転換)のニュアンスを出しつつ、キャラクターの動作で何かを企んでいる伏線としてのニュアンスを出すために今の構図にした。

5コマ目

このコマは、場面転換(状況説明)をするための背景のみのコマ。

場所が変わったことが伝わるように、奥に最後に向かう総本山。手前には現在いるであろう建物を描いたんだけど、なんかうっすいわ。ペン入れしてみてなんかうっすいのが気になった。なんか建物を建物って認識しづらいような感じがある。これはあれかなぁ?細くプロっぽく描こうとしたって奴かなぁ?いや、「何を目立たせたいのか?」ってのが意識出来てないって奴かも。背景だけだからその辺意識出来てないって話だと思う。

あと、若干コマが大きいのが気になるかなぁ。そこまで重要じゃないからもう少し小さくてもよかったかも。たぶん、状況を説明したいのにコマが大きくて視界に収まらないみたいな感覚を感じてる。
また、ちょっとアップ気味で状況が伝わり辛かったから少し引いてもう少し全体が見えるようにしたら少し腑に落ちる感じがあったからカメラがアップし過ぎによる違和感っぽい。

それと、空の余白が気になった。視線誘導が上手く行ってないからか、空にある余白に視線が持ってかれる。構図的にそもそも微妙なのかもなぁ。あー、だから風鈴配置したのかもしれない。なんか風鈴あった方がいいって(ネームの時点で)感じたんだけど、それは視線を風鈴に流すことで、余白に視線を持っていかないためって考えると納得だわ。ってことは風鈴だけ描き直した方がいいか?ちょっと太めに描き直したけど、それでも微妙だわ。背景のみかつ、複数の要素の奥行き(z軸)が難しいって話かも。人物でも顔と体が重なる表現難しいって前に書いたし、奥行きは少し考えないと駄目かもしれないっすわ。

個人的に良かった点は、「パン」ってオノマトペを追加した点。最初は無かったんだけど、次のコマで除霊が終わった主人公の描写をしたいから、「除霊している」ってニュアンスを出しておきたかった。で、そのオノマトペがあることで多少なりとも伝えることができるんじゃないかって点で良かったって感じ。

あと、屋根の裏側に木々配置しなくてもよかったかも。この領域のせいで、建物が認識し辛くなってる気がする。端折ってよかった部分かもな。それか、きちんとパターン化して周辺視野で処理できる程度に目立たないようにすべきだったか。精進すなー。

全体的に

このページは全体的に背景が多く、見切れる描写が多かったので試しに別ファイルで見切れいてる部分も描いて、その別ファイルを読み込みペン入れをしてみた。で、パースをしっかりと引いたら、最初に描いた下描きとズレがあった。で、直したんだけど、それはそれで違和感だった。パースとしては正しいんだけど、コマ的には収まりが悪いみたいな現象が起きた。なんというか、正しいパースが必ずしも、そのコマにおいて正しい構図とは限らないのかなぁってって感じ。前にもキャラクターの構図に対して背景のパースがおかしいってギャルゲー現象が起きたけど、誰がどこにいるか?って部分を表現しようと思うと、そういうパースを無視するのも時としては重要なのかなぁって思った。
結果としては、違和感はすぐになくなったから、基本はパース合わせた方が良さげ。けど、ギャルゲーパースを使うのも時としてはアリなのかなぁって思った。

なんで違和感感じたんだろう?面倒くさいからかなぁ?ちょいちょいペン入れして「なんか違う」って感じて時間を置いてみると「そんなに悪くない」みたいな現象が起きるんだけど、これは描いている時はそのコマに集中し、コマ単位、絵として見ていて、時間を置くと視野が広がりページ単位で見るから「そんなに悪くない」って感じるのかなぁ?だとすると、パースの問題は最初はコマ単位で見て、時間を置いてページ単位で見るからそう感じた?一理あるなぁ。けど、コマとしてベストなアングルってのも若干ありそう。あと、3コマ目で主人公が若干浮いている感じのパースなんだけど、視線誘導が上手くいっているからか背景に視線が流れないって感じでパースがおかしくても視線誘導が上手く行くと気にならないってのはある気がする。

今回、ページのテーマとして視線が流れない部分の簡略化ってのを無意識のうちにやっている気がした。視線が流れないんだから、小物を省いたり、ディテールを描き込まないってやつ。なんでだろう?1つは、線が多くてごちゃごちゃするって問題を解消するためなんだけど、たまたまかなぁ?たまたま視線誘導が上手くいって「省略できるじゃん!」って考えたから試している?それはある気がする。ちょっと気になった。

良い点としては、思ったよりクオリティは徐々に上がって来ているのかなぁって部分。ただ、このページは時間がかかっているからなぁ。このページと同じくらいのクオリティで次のページとかを描けて初めてクオリティは上がっていると言えるのかもしれない。

おわりに

んーでもこのページを境に結構いい感じになって来ている感じは確かにあるかも。漫画を描くことに対してのストレスは明らかに減っている感じがある。実際、次のページの下描きに着手しているけど、思ったより構図の方はサクサク描けているし、背景なんかも特に迷っている感じがない気がする。明確に変化を感じているってのはある。だから、良い感じにはなっているんじゃないかって思う。

マジでこのページを描いている時に色々な問題が起きたので、なんかすっごい成長した感じ感じるわ。なんというか一皮向けた感じ。漫画の成長じゃなくて人間的な成長が漫画での成長のように感じている部分があるんだけどなんでだろう?漫画を描くのが人間である僕だから?まぁ、全く関係がないわけじゃなくて、抱えてた日常生活の疲労を軽減することに成功したわけで、疲労が減るんだから漫画を描く時に余裕を持って描けるわけなので、成長っちゃ成長かな。本当に色々あって大変だったわ。

Leave a Comment

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。

CAPTCHA