日記

読み切り(承:22ページ目)

22ページ目が描き終わったので書き出し。

初めに

このページは背景がないページ。ここ最近、キャラについて考えた方がいいって考えてて、ちょうどいいから背景入れないで人物だけにしてみた。なんかずっとキャラが弱い感じがあって、それを確認するのが目的って感じ。

原稿

1コマ目

このコマは困惑する主人公を表現するコマ。
ネームの段階でデフォルメ色が強かったんだけど、それをそのまま活かした。なんでだろう?最後のコマでリアリティを出したくて、緩急をつけるためかもしれない。ただ、ネームの段階でそれを考えてるか?って疑問はあるけど、最後のコマは見せゴマで、高さ確保してるし、緩急をつける意図はあるような気がする。

ペン入れはなんか良い感じな気がする。周りが黒塗りだからかなぁ?なんかそれっぽく描けている感じがある。白塗りに変更しても、比較的ちゃんとキャラに視線が流れる感じはある。テキストや吹き出しとかが心の声を表現しているのもあって、「このコマが心理描写をしている」ってのが伝わるからかも?役割ってのが客観的にわかりやすく、余白が単色なのも「心理描写」だからって様式美が伝わるからキャラに視線が流れやすくなっている気がする。

後で気づいて修正したんだけど、このコマにヒロインのセリフが無いと、主人公が何について考えてるのかがわからないし、その後の繋がり的に違和感だった。ってことでセリフ追加した。

2コマ目

このコマは何かに気付く主人公を描写するのが目的。
1コマ目がデフォルメなので、ガッツリデフォルメ表現を効かせて「冗談ですよ」ってニュアンスを出してみた。それを表現するために線を太くしたんだけど、目に関してはもっと太くしないとダメだったかも。一応、伝わるし「まぁいっか」って感じはするが、視線が表情に流れ辛いのが気になった。

何かに気づくという表現で電球を用いているんだけど、この表現は結構いいんじゃないかって感じた。視覚的に何かに気づくってのを上手く表現出来てると思う。まぁ、あるある表現なんだけどさ。

ちょっと気になった点を上げると、背景のウニフラ。クリスタに入ってるやつ使ってて、要するに素材なんだけど、特に気になる感じがない。建物とかで素材を使うと手抜き感が出たりするんだけど、こういうウニフラとかはそういうの感じないってのが気になった。
仮にだけど、僕が手描きで描いてたら粗さが出て違和感を感じたりしそうなんだけど、次のコマで喜ぶエフェクトを手描きで描いてるが気にならないんだよなぁ。なんか、こういう背景エフェクト系って「どうでもいい」って感じがある気がする。

なんでかって考えると、補助的な表現だからなのかもしれない。人物や建物が主役で、ウニフラや感情を表すような背景エフェクトは脇役。このコマで言えば、主役は主人公と電球でウニフラは視線を誘導するための補助的な表現でしかないから、周辺視野で見るから気にならない。けど、建物とかはしっかりと認識するから素材を使ってると「手抜き感」などマイナス的なニュアンスが伝わるって感じかも。読み切りの最後の方で衝撃を表す雷が落ちるみたいな表現をする予定なんだけど、フリーハンドで描いても特に気にならない自信がある。なぜなら、手前に驚くヒロインがいるから。主役として驚くヒロイン、脇役として雷エフェクトって感じで視線が脇役に流れないから問題無いって感じるのかなぁーって思った。

3コマ目

このコマは喜ぶヒロインの表現をするコマ。

背景情報を入れるならこのコマか次のコマだったんだけど、このコマでは「喜ぶ」という表現を伝えたかったし、1コマ目の訝しげに見る主人公と対になっているような表現をして、2人の関係性を客観的に(無意識レベルで)伝えたかったから背景情報は入れなかった。

このコマのヒロインもそれっぽく描けたような気がしたんだけど、客観的に見るとそうでもないわ。描いてる時はなんかそれっぽく描けている感じがあった。パソコンの明るさとかかなぁ?暗くして見ると微妙だけど、明るくすると白と黒のコントラストが良い感じって感じ?線の太さ(黒さ)とコマ内の余白がイイ感じのコントラストを作ってたからイイ感じって感じたのかもしれない。

喜びを表現するために頬を染めるヒロインを描いたが、頬を染めるとまつ毛とぶつかってどっちの線かがわからなくなるからまつ毛無くした。で、次のコマでまつ毛描いたら目がゲジゲジに見えて、まつ毛どうするべきかちょっと悩んだ。

背景は、喜んでるエフェクト描いたんだけど、(主観で)描いてる時は違和感を感じ、後で描き直そうかなぁって思ったんだけど、時間を置いて(客観で)見ると特に気にならない感じがあった。これは上でも描いたように主役の喜ぶヒロインと脇役の喜びを表現する背景エフェクトという関係性になっているからだと思う。主役がちゃんと「喜び」を表現できているから、粗さのある背景エフェクトに視線が流れないって感じ。

4コマ目

ここは、主人公が手を差し出しそれにヒロインが気づき、次のコマ(見せゴマ)に繋げるためのコマ。

なんかごちゃごちゃしてて分かりづらいわ。要素が被るってのがたぶん駄目な気がする。前のページでも似たような現象が起きてる。たぶん、見せたいモノが何かってのを視覚的に表現できてないし、視線の流れを確定させられないせいで、「どっから見ればいいの?」って視線の流れが迷子になってるのが問題。仮に、被らないようにカメラを45度移動したら解決する気がするが、コマが狭いからちょいムズイ気がする。
あと、止め絵になってるのも問題だと思う。正面の構図で、流れが止まってるせいで、視線の流れが迷子になっている。この辺はネームの段階でのコマ割りだなぁ。詰め詰めにしちゃったせい。

話の流れで、このコマは次のコマへの伏線的な流れを整えるコマだから、吹き出しで「一千万…」って軽いジャブ入れようと思ったんだけど、それを入れると次のコマのインパクトが薄まる感じがあったので省いた。ネームの段階ではあったし、その吹き出しがあることで多少視線の流れを整える目的があったが、省いたことで迷子になってる面もあるかな。

ここのコマは背景いれるスペースあるんだけど、同時にいらないかもって悩んだ。あんまり余白がないから背景描いたとしてもそれが何か?ってのを伝えられないって思った。

ヒロインはなんか違和感だわ。下描きからそうなんだよなぁ。バランスが悪い?目がゲジゲジやし。そんなに重要なコマじゃないから修正するほどではないのかなぁって感じだけど、どうしてそう感じるんだろう?時間があったら考えるかなぁ。

んー、手前にある主人公の手が目立たないってのは気になるなぁ。もうちょいヒロイン達を奥にやれればなんとかできそうなんだけど、立ち位置的に結構近いからそれをすると流石に違和感。ネームの段階で詰め込み過ぎた弊害がガッツリ出てて悩ましい。

5コマ目

このコマはこの作品におけるターニングポイント。ここから話が加速するってコマだから、ちゃんと主人公単体で成り立つようにデフォルメじゃなくてリアル寄りに描いてみた。

主観的には結構しっかりと描けた印象があるんだけど、時間を置いて客観的見るとまだまだって感じかなぁ。キャラが弱い感じが気になるわ。
つか、改めてみるとなんか線が馴染んでない感じがある。丁寧に描いてるような感じはあるんだけど、その丁寧に描いてる線とキャラがミスマッチしている感じ。太さかなぁ?全体的に余白が多いいのもあって、「何のための余白か?」ってのを説明できてない気がする。線の太さや奥行きなど立体感を出せばなんとかなるか?って考えるが、根本的にコマがデザイン的に余白を持て余してるって奴な気がするなぁ。見せゴマのデザインが悪いって奴な気がするから下描きの問題かも。

表現としては、「一千万くれ」ってのを伝えたいから、「くれ」と差し出す手の中に吹き出しがあるよう、立体感が出るようにしてみたつもりなんだけど、でないっすね。なんか周りの余白に視線が吸われてるわ。あー、グラデーションかけるのありかも。余白を軽く潰すためにうっすいグラデーションで視線を下に落とすって感じ。これはやった方がいいかも。で、やってみたんだけど、駄目だったわ。なんか薄暗い感じが違和感。主人公がメインのコマでその主人公の後ろめたい提案をグラデーションで表現するって建前でやったんだけど、そのグラデーションによって意図してないニュアンスが出てる感じがあった。なんとなくだけど、余白とキャラが対比の関係なのに、第三者のグラデーションが入ることで、キャラが目立たないって感じで、表現したい(見せたい)モノに視線が流れ辛くなる感じがあった。

良かった点としては、(当社比)それっぽくなっている点。特に手に関しては結構適当だったんだけど、それっぽくなっているのが良かった。たぶん、形(輪郭)がそれっぽいからだと思う。本当に適当で、形だけそれっぽくしたらそれっぽく見えるようになったから、人間大して見てないなぁって思った。まずはそれっぽく描くってのが目的なので、それっぽく描けて良かった。

全体

このページはキャラメインで描いたんだけど、最初は良かったが、時間を置いて見ると全体的に微妙だなーって感じた。

ページ単位では、1コマ目がべた塗りなので、多少締まりがあるけど、べた塗りを取ると全体的に薄いって感じた。たぶん、全体的な余白の多さが気になっている。前のページでも感じたことだけど、コマ内コマ外含めて余白の説明はしっかりと行わないとダメだなぁって感じた。とはいえ、具体的にどうするかって話なんだよなぁ。視線の流れをきちんと考えて描くか?詰め込み過ぎ問題でその辺対処しにくい感じがあるから、詰め込み過ぎ問題が解決する24ページ以降でその辺は意識するかなぁって感じ。

全体じゃないけど、ヒロインがいつ式神から降りたのかって表現できなかったってのは反省。これも詰め込み過ぎ問題で対処できなかった。ゆとりのあるネームを描いておくべきだったと反省。

前のページを言語化してて、主観的に良いって思って描いても時間を置いて客観的にみると良くない。逆に、主観的に良くないって思って描いてたとしても、時間を置いて客観的にみると思ったより良いって逆の現象が起きるって考えたわけだけど、このページでも起きている気がする。

このページは全体的にキャラしかいないんだけど、割と上手く描けたんじゃないかって考えてる。けど、時間を置いて客観的にみるとなんか思った程じゃないって感じがある。なんでだろう?気合いを入れて描くか描かないかって違いかなぁ?今回のページはキャラメインなので、分かりやすく気合いを入れて描いた(つもり)。そしたら時間置いて客観的にみると微妙。
反面、適当に描いた最初の方のページなんかは時間を置いて見ると思ったより見れるって感じになってる。そういう気合いを入れて描くと微妙だけど、気合いを入れないで描くと思っているより良いって現象がある。

たぶん、僕は思ってるほど絵が下手じゃないけど、思っているほど絵が上手くないって話なのかなぁって思う。だから、下手だと思って描くと思ってるより上手いし、上手いと思って描くと思っているより下手って逆の現象が起きる。これが現状の僕の正しい評価なのかなぁって思う。要するに、素人ほど下手ではないがプロほど上手くないアマチュアレベルって話。

とりあえずそれが認識できたなら改善策も作れるかなぁ。良い気づきだわ。

終わりに

このページで読み切りの半分が終わったんで改めて読み返しているんだけど、主人公の見え方が違うのかなぁって感じた。僕は主人公を魅力があると思って描いているんだけど、通しでこのページまで読者目線で読むとそこまで魅力はないんじゃないかって感じた。

なんというか、主観的なバフが乗って魅力的に見えてる気がする。これって作家あるあるなんじゃないかって思う。上にも描いたように思っているより魅力的ではないけど、思っているほど魅力がないわけではないって話かな。ただ、読み切りで魅力のある主人公を描くって基本無理な気がするんだよなぁ。読み切りの段階で魅力を感じる主人公って見たことがない。大体、世界観+キャラって感じの複合的な評価になる気がする。で、連載していくうちに主人公が魅力的になるって感じ。初対面の人から知人、友人、親友って感じで仲良くなるイメージ。なので、読み切りの段階では世界観+キャラ+etc…の複合評価が大事だから別に主人公に魅力がないのはしょうがない。

それに、「主人公に魅力がない」ってのはないと思うんだよなぁ。共感しやすいようにストーリーは展開しているし、読み切りの中では魅力のある共感ができる主人公にはなってると思う。そういう客観的な裏付けがあるから、思っているほど魅力的ではないが、思っているほど魅力がないわけではないって評価が妥当な気がする。

とりあえずそんな感じだが、最近は漫画の方の言語化も結構時間がかかるようになってきている気がする。平気で何時間も時間が取られてシャレにならん。まぁ、それだけ解像度が上がってるってことだから良いことなんだけど、まだ半分なんだよなぁ…。今でこれだと、これからもっとしんどい言語化が待っているって考えるとゲロ吐きそうだわ。

Leave a Comment

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。

CAPTCHA